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スカーフの歴史と種類|おしゃれな使い方とトレンド

更新日:10月5日

時々、スカーフって誰もつけないよと言われることがあります。 確かに、全員が付けているものではないけれど・・・・。私は好んでつけていますし、闘病中とても救われたアイテムです。

抗がん剤で髪の毛が全部抜けたらウィッグしかないと思っていた時に、Diorのシルクのスカーフを身に着けて、何て心地よいのだろう!と感動しました。風で飛んでいかないし、おしゃれだし、人前に出る勇気をもらえたのです。

そんな素敵なアイテム、スカーフの歴史と種類|おしゃれな使い方とトレンドについて、今日はお話ししようと思います。



スカーフの歴史と進化について


スカーフの起源は、古代ローマ時代に使われていた汗拭き用の布スドリウム(sudarium)にまでさかのぼります。それよりももっと前に、エジプトや中国など世界各地の文明では、装飾や身分を象徴する布としてスカーフの原型となる文化が存在していました。


ヨーロッパでは中世に入り、貴族たちの間で首に布を巻くクレバット(cravate)が広まり、これが現在のスカーフやネクタイのルーツとされています。18世紀にはシルクスカーフが上流階級の間で流行し、ファッションとステータスを象徴する重要なアイテムとなりました。さらに20世紀には、エルメスやシャネルといったハイブランドがアート性の高いデザインを発表し、スカーフは上質なファッションアクセサリーとして幅広い人々に愛される存在へと進化しました。


現代のスカーフの種類と特徴


スカーフは、従来の正方形(スクエア型)だけでなく、さまざまな形とデザインが登場しています。


スクエア型スカーフ:もっともクラシックで汎用性が高く、首、髪、バッグなど多用途に使えます。

ロングスカーフ(長方形):首元を華やかに演出したり、ショール代わりに羽織ったりでき、ドラマチックなスタイルを楽しめます。

ツイリースカーフ:細長い形が特徴で、バッグの持ち手に結んだり、ブレスレットやヘアアクセサリーとして活用できます。

トライアングル型スカーフ:三角形のデザインで、コンパクトにまとめたいときやラフなスタイルに最適です。

スヌード/インフィニティスカーフ:輪になったタイプで、簡単にアレンジでき防寒性にも優れています。

剣型スカーフ:先端がシャープなデザインで、モード感や個性を引き出すアイテムです。


スカーフが持つ魅力とファッション性


スカーフは、もともと防寒や実用のための布から始まりましたが、現代では自由で多様なファッションアクセサリーとして欠かせない存在です。素材や柄、巻き方ひとつで印象を自在に変えられるため、季節や気分に合わせたコーディネートが可能です。上質なシルクやコットン、ウールなど素材の違いも楽しめるほか、アートのようなプリントやカラーバリエーションが豊富で、装いに個性と華やかさを添えます。


このようにスカーフは、長い歴史の中で文化や用途を超えて発展し、今では誰もが自由に楽しめるファッションアイテムとして輝き続けています。



芸能人に学ぶスカーフのトレンド使い


アーティストのジヨン(G-DRAGON)は、スカーフを日常のスタイルに自然に取り入れる代表的存在。首元にさらりと巻いたり、キャップやバッグにあしらったりと、アクセサリー感覚でスカーフを使いこなしています。彼のコーディネートは、性別を問わず真似しやすいのが魅力です。ヘアスタイリングが苦手であり、そのためスカーフを頭に巻くスタイルだそうです。


VOGUE JAPAN G-DRAGON、王者の帰還──「僕は僕自身を信じています。そのためにもっと努力をします」より


参考:https://www.vogue.co.jp/article/scarf-machiko-style-masayo-ugawa VOGUE JAPAN ジェニーやケンダルも夢中! おしゃれセレブの最旬トレンドは、レトロかわいい“真知子巻き”(Masayo Ugawa)より


細く折ったスカーフをキャップに結び、ストリート感をプラスしたり、シャープな先端のロングスカーフを片結びで垂らし、モードな印象にしたり。クロシェスカーフやバブーシュカスカーフが韓国や中国、日本でも流行しているようです。

クロシェスカーフやバブーシュカスカーフ


初心者でもできる!スカーフの巻き方アイデア


色々見ていると芸能人やモデルだからこんな巻き方できるけど、私たちはどうかな?と思ったりします。だから、闘病者やスカーフ初心者でも、巻けそうなスタイルをいくつかご提案します。



1. ワンループスタイル

首にひと巻きして、前に軽く垂らすだけ。無造作さがこなれ感を演出。


スカーフを首にまく女性のイラスト

2. キャップアレンジ


キャップの後ろにスカーフを結んだり、髪が長ければ髪に巻いてもOK。風になびく軽やかなアクセントに。韓国ファッションでも人気のスタイル。


スカーフで髪を結んでいる女性のイラスト

3. バッグチャームとして


取っ手に結ぶだけで、バッグ全体の印象が一気に華やぎます。ビジネスシーンでも使いやすいアレンジ。


スカーフをビジネスバッグに巻く女性のイラスト

4. ベルト風アレンジ


スカーフをパンツのベルト通しに結ぶと、カジュアルコーデに遊び心が生まれます。ウェストポーチみたいに使うのも良いと思います。


スカーフをベルト風にアレンジして身に着けている女性のイラスト

私はこんな風には身につけられないけど・・・・スタイルに自信のある人は、ビスチェとして巻いてもおしゃれ。

スカーフをビスチェとして

5. ヘアアレンジ

ポニーテールやお団子ヘアに巻きつければ、即席で華やかなヘアアクセに。


スカーフをお団子ヘアにつけている女性のイラスト

※このページで使用している写真は全て生成AIです。



スカーフで自分らしさを表現する


スカーフという歴史あるアイテムを現代的に使いこなすことで、あなたのスタイルに個性と奥行きがでて素敵なスタイルをつくることができます。「今日はちょっと冒険してみよう!」という気持ちで、一枚のスカーフを巻いてみる。それだけで、日常が少し特別に感じられるはずです。ぜひお試しください!


スカーフの歴史と種類|おしゃれな使い方とトレンド についてお話しました。それではまた!


さつきデザイン事務所/SATSUKI DESGIN OFFICE
(適格請求書発行事業者登録済み)

TOYONAKA-CITY, OSAKA,  JAPAN(日本)

info@satsuki.design

さつきデザイン事務所は、​大阪で企業ブランディングやパーソナルブランディングを行っているデザイン事務所です。

ブランドマネージメント・プランニング・ディレクションを行い、ウェブ制作・DTP制作などを行っています。

経営戦略をベースにブランドデザイン戦略へ落とし込んでいきますので、単なるビジュアル化ではありません。

皆様の企業価値を高めるお手伝いをしていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

また、「遊びごころを共有するためのコミュニケーションデザイン」を研究中。

​ケアとアートの領域で研究と「アトリプシー/ART3C」実践を行っています。

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