大学院へいくこと

更新日:2021年4月14日

おはようございます。 今日の内容は、ワタシに向けての内容となります。

世間に自分の思いを晒すのは、この辛く厳しい2年間、私が挫折しないためです。



なぜ、大学院にいこうと思ったのか。

私は、かれこれ20年近くクリエイティブ業界で働き、つねに、現場で実践を繰り返して働いてきました。その中で、自分のしていることを、客観視して考えたことはありませんでした。特に会社員時代は、与えられた仕事を高速、且つ的確にこなしていくことが大事でしたし、組織の一員であるということは、ある種の枠が存在し、その枠の中でやるべきことをしっかりやることが大事でした。



独立してからの4年間は、私は確かに枠のない自由な世界で活動をしていました。でも、その自由さの中で、たくさんの人々に出会うたびに、「一体、デザインって何なんだろう?」を思い悩むことがありました。デザインについて考えれば考えるほど、自分の言葉で論じることができなくなりました。今まで、私は、たくさんの経験と実績を積んできたのに、たくさんの本を読んで、常に学んできたはずなのに、「デザインとは何か?」という素朴な質問に、自分なりの答えが出せないのです。


何を語っていても自分の言葉で語っているようで、実はどこかで聞いたフレーズを使って、誰かの受け売りのように語っているような感覚に陥るのです。それに「デザインとは何か?」の答えは一つではないから、私の中で複雑化してしまい、結局のところ、どうあるべきかが言い切れなくなりました。



そもそも、私がデザインとはこうだ!と語っている時、相手はどこまで理解しているのだろう?と感じます。どこか疑いを持たれている感じもして。私の感覚やセンスが絶対的に正しいわけじゃないけれど、世の中ってものすごく変でダサくても、成功している人がいるのです。そういう人に強くデザインとはこうだ!を主張されると、何ともいえない虚無感を感じるのです。 一体、デザインってなんなんだろう?



最近は、コロナの影響と時代の急速な変化で、デザインに無関心だった人たちですら、何でも良いから何かを使って何とかしたい。ブランディングが有効なら、やってくれ!とにかく何とかこの状況から抜け出したいんだ!と言い始めました。この先の見えない状況の中で、焦りや戸惑いを感じていることはとても伝わってくるし、その状況に私も同じように戸惑いや焦りを感じています。その状況がより一層、一体、デザインで何ができるのだろう?と、思わせたのです。


冷静に自分と向き合ってみると、あと数年だったら、私の現時点のスキルでやっていくことはできるかもしれない。マネージメントはプロフェッショナルだし、まあまあ幅広く知識はあるし、現場でやってきたから技術もある程度理解しているし。でも、今ある知識のままこれからもずっと、そして、死ぬまで私はこの業界で成果を出し続けていくことができるのだろうか?そう自分に問いかけると、不安でたまらなくなるのです。



じゃあ、私に足りないものは何だろう?



それが、今まで以上に社会や地域に対して創造的に働きかけることのできる高い構想力や、社会の課題を解決し新たな価値をつくりだす思考力だったのです。私自身が、もっともっと世の中のことに疑問を感じ、それを定義していくために深く学び、研究をし、人や町、環境を変えられるような美意識を持ち、芸術やデザインの視点を高めれば、私なりの答えが出せるかもしれない。そして私が、確かな知識を持ち影響力のある人材になれば、私の周りのモノやコトや人に変化を起こすことができるようになるだろうと。そうすれば、より豊かな世界が私の周りに生まれ、それが広がってゆくと思ったから大学院へ行くことにしたのです。



自分の世界だけで学びを築いていては、解決策が生み出せない。

もっと、このデザイン分野の有識者たちや同じ志の仲間とともに高度で真摯な考察をしていきたいと思って、京都芸術大学大学院学際デザイン研究領域を受験し合格しました。



私の仕事は創造すること


ウェブでもパンフレットでも、商品でも事業でも、会社でも、町でも環境でも、新しい価値観やサービスでも。人でもいい。創造できればなんだっていいんですが、創造するには高度な知識と技術を要します。だから、デザイン領域に深く濳り、高い構想力と美意識を身につけてこようと思います。卒業のタイミングでMFA(Master of Fine Arts=美術学修士)という、アート、デザインなど創造的な職業において、プロとして仕事をするための資格も取得できるので、資格負けせぬよう、しっかり学んでまいります。2年後の私にご期待ください!




さつきデザイン事務所|ブランディング|大阪