ローンチ前に揃えるべきクリエイティブ優先順位
- SATSUKI DESIGN OFFICE

- 2025年12月24日
- 読了時間: 5分
更新日:2025年12月29日
新規事業や新サービスのローンチ前は、やることが一気に増えます。LP、資料、SNS、ロゴ、KV、バナー、動画、プレスリリース…。気づくと「全部作らなきゃ」で手一杯になり、時間も予算も溶けていく・・・・。でも結論から言うと、ローンチ前は全部作らないほうが成果に近づきます。順番を間違えると、作ったのに反応が出ない、手戻りが増える、社内合意が止まる。そんな状態になりやすいからです。
この記事では、ローンチ前に揃えるべきクリエイティブの優先順位を、実務に落とせる形で整理します。
キーワード:新規事業 ローンチ/LP/クリエイティブ 優先順位/事例/FAQ/料金
ローンチ前に起きがちな作り過ぎ問題
ローンチ前の作り過ぎ問題は、次のような形で現れます。
・SNS投稿を量産しているのに、LPに人が流れない
・LPはあるのに、料金やFAQがなく問い合わせが増えない
・資料は作ったが、説明するたびに言い方が変わる
・KVやバナーを先に作り、あとからコンセプトが変わって作り直し
・「見た目」は整っているのに、何のサービスか伝わらない
この時、現場では“表現”を増やして解決しようとしがちです。でも多くの場合、足りていないのは表現量ではなく、何を約束するかと根拠が揃っていないことです。
最優先は「一言で説明できるコンセプト文」
ローンチ前に最初に揃えるべきは、デザインやKVではありません。一言で説明できるコンセプト文です。コンセプト文とは、次の3点が1文で言える状態です。
・誰の(対象)
・どの場面の困りごとを
・どう良くする約束か
このコンセプトがないままLPやバナーを作ると、表現は増えても、媒体ごとに言い方が変わり、結果として伝わりません。逆に、骨が決まると、LPも資料もSNSも同じ設計図から作れます。おすすめの型はこれです。
私たちは、(誰の)(どんな痛み)を、(どう良くする)ことで解決する。
ローンチ前に、まずこの1文を社内で固定してください。これがすべての起点になります。
次に「信頼の証拠」(事例/実績/FAQ/料金)
コンセプトが決まったら、次に必要なのは「信頼の証拠」です。ローンチ直後に反応が出ない原因の多くは、ここが薄いことです。初めて知る人は、サービスをこう見ています。「良さそう。でも、本当に大丈夫?」その不安を解消するのが、事例・実績・FAQ・料金です。完璧でなくていいので、最低限の判断材料を揃えます。
・事例(Before/After、プロセスでも可)
・実績(過去のプロジェクト、経歴、協業先など)
・FAQ(修正回数、進め方、守秘、キャンセルなど)
・料金(価格か、少なくとも料金の考え方)
ここが揃うと、LPや資料の説得力が一段上がり、問い合わせや相談のハードルが下がります。
最後に「拡散の素材」(SNS・バナー・PR)
拡散の素材(SNS投稿・バナー・PR)は大事です。ただし、順番は最後です。なぜなら、拡散は入口であり、入口の先にあるLPや資料が弱いと、アクセスが増えても成果につながらないからです。拡散素材は、骨と信頼の証拠が揃った状態で作ると、最小の労力で最大の効果が出ます。
拡散素材で優先するのは「量」より「導線」です。
・誰に向けた投稿か(対象)
・何がどう良くなるか(結果)
・次に何をしてほしいか(CTA)
・遷移先(LP/資料/予約)が整っているか
この4点が揃えば、少ない投稿でも次の行動につながります。
最小構成のセット
ローンチ前の最小構成は、次のセットです。これだけあれば、出せます。あとは運用しながら育てればOKです。
1)コンセプト(1文)・誰の、どの痛みを、どう良くするか
2)LP(最低限でOK)・ファーストビュー(骨+補足)
・提供内容(何をするか)
・信頼の証拠(事例/FAQ/料金のうち最低2つ)
・CTA(相談、予約、資料請求など)
3)説明資料(必要な場合)
・コンセプト
・対象と課題
・解決のアプローチ・事例/進め方/料金
4)SNSの入口投稿(3本で十分)
・課題共感・解決の考え方
・事例
・プロセスそれぞれからLPへ誘導
5)問い合わせ/予約の受け皿
・フォーム、予約導線、返信テンプレ(最低限)
この最小セットでまず出し、反応を見て増やしていくのが最短です。
余力があればやるもの
余力が出てからやると効果的なのは、次のようなものです。
・動画(サービス紹介、事例紹介、代表メッセージ)
・コピー違いのABテスト(ファーストビュー、CTAなど)
・広告用のバリエーションバナー
・プレス向けの素材セット(画像、説明文、プロフィール)
・導線の改善(ヒートマップ、フォーム改善など)
これらは加点ですが、コンセプトと信頼が弱い状態でやると、制作コストの割に成果が伸びません。

ローンチ前の制作物が増えて整理がつかない時は、「何を作るか」ではなく「何から決めるか」を並べ替えるだけで一気に進みます。今あるもの(LP、資料、SNS、事例、料金、FAQなど)と、ローンチ予定日、次に欲しい成果(問い合わせ、予約、購入など)を伺い、あなたの状況に合わせてクリエイティブ優先順位を組み替えます。
クリエイティブ優先順位のチェックリスト
ローンチ前に「何が揃っていて、何が不足しているか」を5分で確認できるチェックリストです。完璧を目指すより、まず出せる状態を作るために使ってみてくださいね。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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