【メディア掲載】朝日新聞に掲載していただきました。働き盛りに乳がんになったあなたへ
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乳がんを罹患した女性10人にインタビューした本「働き盛りに乳がんになったあなたへ」(星湖舎)が出版されたことについて、2026年8月15日、朝日新聞に掲載されました。
「働き盛りに乳がんになったあなたへ」 経験者10人の語りを一冊に。
わたしは、6.絶望してる場合じゃない、娘を育てながら生き延びるには?にて、自分の体験を記しています。

2021年の5月に乳がんと告知された時、どうだったかなぁと思い出しながらインタビューを受けました。だんだんと記憶は薄れ、痛みも苦しみもだんだんと忘れていきます。だけど、不安になるのは治療のことだけではなかったと、それははっきりと覚えています。
仕事はどうするのか。家族との暮らしはどうなるのか。これまで築いてきたキャリアは続けられるのか。そして、この先、自分はどんなふうに生きていくのか。働き盛りで病気になるということは、それまで当たり前に描いていた人生の予定が、突然大きく揺さぶられるのです。
この本に登場するのは、乳がんを経験した10人の女性たち。
けれど、10人の答えは決して同じではありません。
病気との向き合い方も、仕事との距離の取り方も、その後の人生の選び方も、それぞれ違う。「こう生きなければならない」という正解ではなく、病気のあとにも、それぞれの人生が続いているということを知ってほしい。
「がんを乗り越えた人たちの物語」としてきれいにまとめられていないところも、私はこの本の良いところだなぁと感じています。強く前を向ける日もあれば、不安になる日もある。病気になる前と同じ自分に戻れるわけでもない。変わってしまったものを抱えながら、自分なりの仕事や暮らし、生き方をもう一度つくっていく。
10人の異なる人生が並ぶことで、「こんな生き方もある」「こんな考え方もある」と、自分の未来を考えるための選択肢を少しずつ増やしてくれる一冊だと思います。乳がんと診断されたばかりの人はもちろん、治療を終えたあとに「これからどう生きていこう」と考えている人にも読んでほしい本です。
そして、病気を経験していない人にも。
病気になったあとも、その人の人生も、仕事も、社会との関係も続いていく。
その当たり前のことを、10人の生きた言葉から知ることのできる一冊です。
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