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「患者」だけではない時間を、病院の中につくる。市立豊中病院で、AYA世代向けインクアートワークショップを開催


 

治療中・治療後の若い世代へ、表現を通じた参加の場を


さつきデザイン事務所が展開するアトリプシー/ART+3Cは、豊中市福祉部地域共生課による「ケアと暮らしの重なりデザイン事業」の一環として、市立豊中病院で開催されるAYA世代の交流会「AYAトーク」と連携し、AYA世代とそのご家族を対象としたインクアートワークショップを開催します。

 

本ワークショップは、市立豊中病院に通院・入院している方に限定するものではありません。病気や治療中・治療後の外見や気持ち、暮らしの変化に向き合うAYA世代の方が、色を選び、にじみや偶然のかたちに触れながら、言葉になりにくい気持ちや自分の感覚を表現できる時間をつくります。

 

AYA世代は、進学、就職、恋愛、結婚、妊娠・出産、友人関係、将来設計など、人生の選択が大きく動く時期にあります。その中で病気や治療に直面し、治療中・治療後の生活を歩む中では、身体への影響だけでなく、外見の変化、生活の中断、周囲との距離感、孤立感、自分らしさの揺らぎなど、医療や福祉だけでは支えきれない課題が重なります。

 

地域共生の計画を、医療の場でひらく実践へ

豊中市の第5期地域福祉計画では、制度や分野の縦割り、「支え手」「受け手」という関係をこえて、地域住民や多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野をこえてつながる地域共生社会の実現が掲げられています。また、基本目標2「安全・安心で活気あふれる地域づくり」では、多様な居場所づくり、社会参加、活躍の促進、多様な主体のつながりづくりが示されています。

 

地域共生課の「ケアと暮らしの重なりデザイン事業」は、フォーマルとインフォーマル、公的機関と市民活動、福祉制度と日常生活をつなぎ、支援の裾野を広げていくことをめざす事業です。今回のワークショップは、その考え方を、医療機関を会場としたAYA世代の参加の場として具体化するものです。

 

アトリプシーは、病気や治療中・治療後の外見や気持ち、暮らしの変化に向き合う人が、表現すること、装うこと、人とつながることを通じて、自分の輪郭を取り戻していくための実践・しくみです。今回のインクアートワークショップでは、作品の上手さや完成度を目的にするのではなく、言葉にしにくい気持ちや、今の自分の状態に触れる過程を大切にします。

 

病院という医療の場に、暮らしや表現の時間が重なることで、参加者が「患者」や「支援される人」という立場だけに閉じず、一人の生活者・表現者として人や地域とつながる入口をつくります。医療・行政・市民活動が連携し、AYA世代の社会参加と居場所づくりに取り組む、地域共生の実践です。

 

実施概要 

AYA世代向けインクアートワークショップ

事業名

ケアと暮らしの重なりデザイン事業

実施内容

AYA世代を対象としたインクアートワークショップ

会場

市立豊中病院

対象

AYA世代の方。市立豊中病院に通院・入院している方に限定しない

実施日

2026年7月9日(木)14:30~16:00

参加費

無料

申込方法

実施主体

さつきデザイン事務所/アトリプシー

連携

豊中市福祉部地域共生課、市立豊中病院

 

アトリプシー/ART+3Cについて

アトリプシー/ART+3Cは、病気や治療中・治療後の外見や気持ち、暮らしの変化に向き合う人が、表現すること、装うこと、人とつながることを通じて、自分の輪郭を取り戻していくための実践・しくみです。ART+3Cの3Cは、Care、Communication、Connectionを意味します。インクアートワークショップ、スカーフなどのプロダクト制作、展示や対話の場づくりを通して、医療や福祉だけでは支えきれない不安や孤立、自己像の揺らぎに対し、一人ひとりが自分らしく人や社会とつながる入口をつくっています。



治療中・治療後には、身体だけでなく、外見、暮らし、人との関係、自分らしさも揺らぐことがあります。特にAYA世代は、学校や仕事、友人関係、将来への不安など、多くの変化の中にいます。

今回のワークショップは、何かを上手に話すことや、正解のある作品をつくることを目的にしていません。色を選び、にじみを眺め、偶然のかたちに触れる時間の中で、自分の中にある気持ちを少し外に出せる場になればと思っています。


病院という場所に、暮らしや表現の時間が重なることで、その人が「患者」だけではない自分を感じられるきっかけをつくりたいと考えています。AYA世代向けインクアートワークショップにぜひ、お越しください。


問い合わせ先

さつきデザイン事務所/アトリプシー 榎原理絵

電話:050-5896-3099



豊中市の計画と、地域共生課の事業の中で何を担うのか


今回の取り組みは、「単発のアートイベント」ではなく、「医療の場を会場に、AYA世代が『患者』という立場だけに閉じず参加できる場をつくる地域共生の実践」です。

 

豊中市第5期地域福祉計画について

第5期豊中市地域福祉計画は、地域共生社会の実現に向けた市の上位計画です。分野別・対象者別の福祉施策だけでは拾いきれない複雑な課題に対して、地域住民、事業者、市民活動、専門職、行政など多様な主体がつながり、誰もが住み慣れた地域で自分らしく暮らせる状態をめざしています。

基本理念は「みんなで創る 希望を実現するための 多様な選択ができるまち」です。ここでいう「多様な選択」とは、公的な制度やサービスだけでなく、地域の居場所、活動、役割、人とのつながりなども含めて、一人ひとりがその人らしい暮らしを選べる状態を指します。


計画の要点

要点

内容

地域共生社会の実現

制度や分野の縦割り、支え手・受け手という関係をこえて、人と人、人と資源がつながる地域をめざす。

分野別・対象者別をこえる取組み

高齢、障害、子育て、生活困窮、医療などの領域に分けきれない「暮らしの課題」を、横断的に受け止める。

基本目標1:包括的、継続的な支援体制の整備・強化

相談窓口に来た人だけではなく、SOSを出しにくい人、孤立している人、複合的な課題を抱える人に気づき、必要な支援につなげる。

基本目標2:安全・安心で活気あふれる地域づくり

居場所、社会参加、多様な主体のつながりを増やし、地域の中で人が関われる選択肢を広げる。今回の取り組みの中核。

基本目標3:地域福祉の持続可能性の向上

行政や専門職だけでなく、市民活動、表現活動、団体、企業なども地域福祉の担い手として関われる土台をつくる。

 


地域共生課「ケアと暮らしの重なりデザイン事業」について

地域共生課の「ケアと暮らしの重なりデザイン事業」は、豊中市の地域共生社会の実現に向けて、福祉制度の内側だけで完結しない支え合いと支援のあり方を模索する事業です。制度や専門機関による支援に加え、日常生活の場、市民活動、医療・介護・福祉の専門職、行政、企業、地域の活動が重なるところに、人が参加し、つながり、役割を持てる余白をつくることをめざしています。


この事業の核にあるのは、フォーマルとインフォーマル、公的機関と市民活動、福祉制度と日常生活をつなぐ「ケアと暮らしの編集」です。相談窓口に行くほど整理できていない不安、制度につながる前の孤立、何かしたい気持ちはあるけれど入口がない状態に対して、活動や場を通じて関われる接点をつくり、支援の裾野を広げていくことに特徴があります。


 

事業の要点

要点

内容

新しい支え合いと支援のあり方をつくる

福祉制度や専門機関だけでは届きにくい不安や孤立、人や場とつながる入口の少なさに対して、暮らしの中で関われる場や活動を生み出す。

「ケア」と「暮らし」の重なりをデザインする

医療・介護・福祉の支援と、市民活動、企業、地域の活動、日常生活の場を切り離さず、相互に重なる関係として編集する。

フォーマルとインフォーマルをつなぐ

公的機関、制度、医療機関などのフォーマルな資源と、市民活動や地域のゆるやかなつながりなどのインフォーマルな資源を接続し、支援の裾野を広げる。

伝える・つながる・つくり育む

社会課題や活動する人の存在を伝え、行政・専門職・市民活動・地域住民が出会い、暮らしのフィールドで活動や関係性を育てる。

相談支援・人や場とつながる入口づくり・地域づくりを一体的に考える

相談窓口につながる前の段階も含め、活動や場を通じて人とつながり、必要に応じて支援や地域資源につながる流れをつくる。

支え手・受け手の関係を固定しない

困りごとのある人も、関心や得意なこと、表現を持つ一人として地域に参加できるよう、「支える/支えられる」という関係をほどいていく。

 

豊中市の計画・地域共生課の事業と、今回の実践の関係性

今回の取り組みの中核は、第5期豊中市地域福祉計画の基本目標2「安全・安心で活気あふれる地域づくり」にあります。特に、基本施策2-1「QOL(生活の質)の向上に向けた社会参加の促進」と、基本施策2-3「地域での多様な主体間のつながりの促進」に関わる実践です。市立豊中病院を会場に、AYA世代が「患者」という立場だけに閉じず、表現する人・参加する人として関われる場をひらきます。


同時に、病気や治療中・治療後に伴う不安や孤立は、必ずしも「相談」として言語化されるものではありません。そのため、本ワークショップは、基本目標1「包括的、継続的な支援体制の整備・強化」のうち、基本施策1-2「様々な気づきを支援につなぐための相談機能の充実」にも接続します。相談窓口の前段階にある揺らぎに、「行ってみたい」「つくってみたい」という参加の入口から触れることが、この取り組みの役割です。

また、アトリプシーのような市民活動・表現活動が、医療や福祉だけでは支えきれない外見や気持ち、暮らしの揺らぎに関わることは、基本目標3「地域福祉の持続可能性の向上」における、福祉への関心・意識の向上、新たな担い手づくりにもつながります。


地域共生課、市立豊中病院、さつきデザイン事務所/アトリプシー、参加者が重なることで、福祉制度と日常生活、治療と暮らし、支援と表現をつなぐ実践として展開します。以下では、社会課題・背景、市の計画や地域共生課の事業、今回の実践で担うことを一体で整理します。

 

社会課題・背景

紐づく市の計画・施策/地域共生課の事業

今回の実践でアトリプシーが担うこと

若い世代の病気や治療は、身体だけでなく、外見、学校、仕事、友人関係、将来設計にも影響する。

第5期地域福祉計画は、分野や対象者別の概念をこえ、地域共生社会の実現をめざしている。

市立豊中病院を会場に、AYA世代が参加できる表現の場をひらき、医療や福祉だけでは支えきれない治療中・治療後の暮らしの揺らぎに触れる。

不安や孤立は、必ずしも「相談」として言語化されない。

基本目標1「包括的、継続的な支援体制の整備・強化」/基本施策1-2「様々な気づきを支援につなぐための相談機能の充実」

相談窓口の前段階にある人も参加しやすいワークショップとして実施し、「行ってみたい」「つくってみたい」から始まる、人や場とつながる入口をつくる。

居場所や社会参加は、福祉制度の中だけでなく、日常の活動や関心からも生まれる。

基本目標2「安全・安心で活気あふれる地域づくり」/基本施策2-1「QOL(生活の質)の向上に向けた社会参加の促進」/基本施策2-3「地域での多様な主体間のつながりの促進」

参加者が「患者」という立場だけに閉じず、色を選び、表現し、場に参加する経験をつくる。地域共生課、医療機関、市民活動、参加者がつながる。

地域福祉は、行政や専門職だけでは持続しにくい。

基本目標3「地域福祉の持続可能性の向上」/基本施策3-3「福祉などに対する関心・意識の向上」/基本施策3-4「地域福祉を支え、推進する市民の育成・支援」

アトリプシーのような市民活動・表現活動を、地域福祉の新たな担い手として位置づけ、社会課題に関わる人の裾野を広げる。

医療機関は治療の場である一方、地域にある重要な社会資源でもある。

地域共生課「ケアと暮らしの重なりデザイン事業」は、フォーマルとインフォーマル、公的機関と市民活動、福祉制度と日常生活をつなぐ。

市立豊中病院を地域資源として活用し、医療・行政・市民活動が重なる場をつくる。病院を、治療だけではない地域との接点としてひらく。

  


5. 参考資料

·       第5期豊中市地域福祉計画

·       豊中市福祉部地域共生課「ケアと暮らしの重なりデザイン事業」企画概要資料


TOYONAKA  AYAトーク
ことばにならない気持ちを色にしてみる。

さつきデザイン事務所/SATSUKI DESIGN OFFICE
(適格請求書発行事業者登録済み)

TOYONAKA-CITY, OSAKA,  JAPAN(日本)

info@satsuki.design

さつきデザイン事務所は、​大阪で企業ブランディングやパーソナルブランディングを行っているデザイン事務所です。

ブランドマネージメント・プランニング・ディレクションを行い、ウェブ制作・DTP制作などを行っています。

経営戦略をベースにブランドデザイン戦略へ落とし込んでいきますので、単なるビジュアル化ではありません。

皆様の企業価値を高めるお手伝いをしていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

また、「遊びごころを共有するためのコミュニケーションデザイン」を研究中。

​ケアとアートの領域で研究と「アトリプシー/ART+3C」実践を行っています。

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